さんかく山のマジルー沖縄ブログ

こんばんは。
伊是名の伊礼です！！

台風８号の訪れと共に、伊是名村ではウンナーの始まりです！
８月５日（旧6月15日）の勢理客ウンナーを皮切りに、
昨日８日は我ら仲田のウンナーです！！
（旧6月17日に本来は行うので、今年は8月7日だったのですが、
多くの人が参加できるようにと、8日の土曜日に変更されました）

ウンナーとは、豊年祭の事です。
その昔、稲の収穫が終わったこの時期に、
農家の皆さんの労をねぎらう為に始まったお祭りだそうで、
収穫後の藁を編んで綱にして、
各集落で南（方言でフェー）と北（ニシ）に分かれ綱引きをするのです。
勝った方は来年の豊作が約束されるとあって、皆真剣そのものです。

伊是名村では５つの集落に分かれていて、
それぞれの集落によって、行う日やウンナーの歌など微妙に違うのです。
（※内花集落は諸見から移住した、若い集落な為、ウンナーはありません。
なので、残るは8月15日に行われる、諸見と伊是名集落のウンナーです！）

そして、ガーエーと言って、目出度い事があったお家や藁を提供してくれた家を
ウンナーの歌を歌いながら練り歩きます。

てなことで、今年、引っ越し＆結婚した我が家にも回ってきましたよ～！

三線の二人を先頭に歌いながら、庭先に入ってきます。
左側はうちの旦那様です！
他に三線を弾く人がいないので、自ら祝いの歌を奏でます


歌って踊って、飲んで食べてが終わると、次の家へと去っていきます。


南、北それぞれ、ガーエーが回り終わると、
仲田集落の中心部で両者、合流します。

そして、スナイが始まります。
二畳位の特注の板に南、北の代表者２名ずつが乗り、
落とし合いをするのです・・・凄い迫力ですよ！

続くは、綱引き！！
みんなで編んだ大きな綱が登場です

子供も大人も、島の人々は真剣そのもの。
一斗缶片手に応援にも熱が入ります。

綱引きの後、綱で土俵を囲み、沖縄相撲へと続きます。
何よりも、母親達の白熱した応援合戦が見物です！！
下は４歳から、小学生、中学生、お父さん達の部まで行い、
お開きになったのは、0:30・・・


おまけ。。。

ウンナー前日、各班毎に集まり
藁を編みました！

諸先輩から若い人達へ・・・
こんな風に受け継がれていくのですね
てっ、おい旦那さん！加え煙草かよ

ちょっと休憩・・・

こんばんは。
伊是名の伊禮です！

無事に東京初日も迎え、
大盛況の様で、有難いですね♪

映画をご覧になった方は、
さっそく世嘉冨島へ訪れたくて、
ウズウズしているんじゃないですか〜

そんな時、便利なのが・・・
『世嘉冨島（伊是名島）ロケマップ』です！！
映画のパンフレットを購入された方は要チェック！
一番後ろのページに、伊是名島で撮影した場所が、
素敵なイラストと共に載っていますよ！
早速、この地図を片手に島を回ってみました〜


ロケマップ①はもちろん♪『さんかく山』
登るのは少々大変だけど、絶景が待ってますよ

左側の白い小道の奥がマッテラ浜！！
タコを捕ったり、看板にも描いてあるように、大きな魚を捕まえたりと、
マッテラ浜での撮影は、何かと大変だったな〜

キジムンたちのおうち？！『大きなガジュマル』は、
この鬱蒼とした森の中を入って行くとド〜ンと出てきます！！

『神様の岩座』は監督が勝手に付けた名前だそうですが、
私も大好きな場所！急な石段を頑張って上がっていくと、ここにも絶景が！

ここは、看板の絵の通り、世嘉冨島の玄関として度々出てきます。
普段は釣りポイント＆子ども達の飛び込み台として、恰好の遊び場となっています。
マップを見ると、⑭番までありますが、妊婦は疲れました
あとは、皆さん・・・回ってください
普通の観光コースとは違うので、分かりにくい場所もありますが、
この素敵な看板（美術の中岡さんお手製です！）が待っていますよ！
島の観光課で『ロケ地めぐり』案内も受けるそうです。
と、他人事で言ってみましたが、申込みが来れば、駆り出されるはず・・・

おまけ
明日、8月1日は
『第１０回いぜな尚円王まつり』だよ〜♪
ちょうど一年前の撮影中にも行われていた、この祭り
懐かしいです・・・

明日の本番に向けて、エイサーの練習中！！

伊是名の伊礼です！
結婚式が終わってからと言うモノ、
あれだけパタパタしていたのが嘘みたいに、
サーと潮が引くように、静かになってしまい、
何とも言えない脱力感に襲われ、
身動き取れずに過ごしていました・・・が、
久しぶりにパソコンを開き、
皆々様からの暖かいメッセジーを目にし、
再び、感動に包まれていたところです。
ほったらかしにしていてすみません
ホントありがとうございます！！

そして忙しい中、駆けつけてくれた、タンメー中江監督＆
アンマーハーメー新井さん、本当にありがとうございました。
ブログでも写真付きで報告までして頂き、有難い限りです

そして、またまた、結婚式ネタで恐縮ですが・・・
伊是名の昔ながらの結婚式の模様を
是非ともお伝えしたいと思います！

「さんかく山のマジルー」を既にご覧頂いている方は
思い出してみてください。
結婚式のシーンで、ゆりこたちが登場する際も
ランプを持った男性を先頭に、会場へ入って行ったと思います。

実際の我々の結婚式でも、
ランプムチャー（ランプを持つ人・年男で結婚している人でないとダメ）を先頭に、
チリニンジュの村長、新郎、私、チリニンジュの村長夫人、私の父、
チリニンジュの新郎叔父夫婦、私の友人達が連なり、
旦那の実家へ向かいます。近くの公民館を出発したのは朝８：００！
早朝なのは、この日の満潮が8:48だった為、
「満潮までにお嫁さんを嫁ぎ先の家に連れて行く」と言う
仕来りを守り行ったからです！

そして、敷居を踏まないよう気を付けながら、仏壇前に到着！
まずはご先祖の皆様にご挨拶。

続いて、かぎやで風をＢＧＭに三献の儀（三三九度）


その後は、朝早くから足を運んで下さった皆さんと乾杯し、
ごちそうが振る舞われます。

そして、恒例の「かぎやで風」を旦那の妹たちが踊りました！


最後は、もちろんカチャーシー！！
妊婦だって踊りますよ〜
正味、2時間ってとこでしょうか？！
厳かに、昔ながらの式は終わりました。

披露宴も結婚式もそうですが、
今回、こんなに暖かい宴を行うことができたのは、
本当に多くの島の人々が、

忙しい仕事の合間を縫って、

手伝ってくれたからであって、
小さな伊是名島で、これほどまでの式を成功することが
できたのは、誇りに思います。

この先、島での結婚式が続く様、
今度は私達が頑張る番です！！

そして、私達を繋げてくれたこの映画が、
いよいよ明日から全国公開です！
どうか、多くの方々の心にも、この極上の幸福が伝わりますように！

明日は、いよいよ中城城跡での野外上映会ですね〜
そして来週末は、私事ですが・・・いよいよ結婚式です！
と、お祭り続きな今日この頃、伊是名村では
7月１日に『村制施行７０周年』を迎え、記念式典が行われました！！

ときわなる村や　
　　七十歳(ななとせ)のいわい
　　　　諸人(しょにん)肝よせてもていさかい

と、言うことで、私も参加して参りました！！

祝賀会の幕開けは　うかり〜
ちなみに、うちの旦那も演奏しております！
あっ我々のキューピットの局長も！！

そしてやはり「かぎやで風」ですね
優雅で美しい・・・

乾杯の挨拶の後は余興が続きます。
さすがは芸能の島！！と言わんばかりに、
幼稚園児から小・中学生、各区の出し物や尚円太鼓まで・・・
ここのところ、結婚式の準備に追われ、あくせくしていた私ですが、
心から堪能していました。

↑小学生のエイサー！！　あのポッテカスー兄弟の兄が三線を弾き、
映画冒頭に出てくるキジムンますみは太鼓で登場！迫力があって格好良かった〜

そして、私もお腹が大きくなるまでは参加していた、
踊り愛好会による「舞踊四つ竹」
ちなみに・・・一番右がうちのおかあです！
花笠を被って舞う姿は、本当に優美で感動しました。
出産後からまた頑張って、私も優雅に舞えるようになるぞぉ〜！！
そして、旦那の演奏でいつか舞台で披露できたらいいなぁ〜
なんて・・・またアンマーハーメーに恨めしい目で睨まれるぅ〜〜

こんばんは。伊是名の伊禮です！

今更ながら、
一週間遅れの「伊是名島ありがとう上映会」の
感動をお伝えしようかと・・・
スミマセン

いやはや、本当に素敵な上映会でしたヨ〜
タンメーの手紙にも書いてありましたが、
上映後、ホールから出てくる島のみんなの笑顔が
それはそれは最高！！
大満足の幸せ笑顔が、上映会の成功を物語っていました


映画の冒頭で出演している、島のキジムンたちも、監督から紹介され誇らしげでした

子供たちも騒ぐことなく、興味を持って真剣に見入っていましたし、
（夜の部では一部の子供が元気に走り回っていましたが・・・）
島のみんなが多く出演している結婚式のシーンでは、
口々に「あれ、おばあだねー」などと大爆笑も起こり、
最後は自然と拍手喝采になりました。
これには、本当に感動！！

上映会に来ていたマジルー母も言っていましたが、
「もう、何度も見ているのに、島で見るからかな・・・
グッと来てしまって、まともに見られない・・・」
と、潤んだ目頭をそっと抑えていました。

ホントに、この島のみんなの協力があってこそ、
島の自然の力があってこそ、
そして、島のキジムンが味方してくれたからこその映画だな〜
と、改めて、幸福な感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その後の私と言えば、皆さんの質問攻めに・・・
「あのガーラ（ロウニンアジ）を捕っている場所は何処ね？マッテラ浜？？」
「本当に全部島で撮ったの？」
「こんなにも綺麗な所があったんだね〜」
などなど、
何十年もこの島で暮らして来たおばあたちが、
「島の本当に良いところをたくさん捉えてくれている」
と、言っていました。
早く早く、多くの人に見て貰いたいですね〜

そう言えば・・・
久々にタンメーパワーを感じる三日間でもありました。
上映会があった一週間前は、まだ梅雨であり
前日も雨だった伊是名島ですが、
タンメーが島に降り立った18日から、
去る２０日までは久しぶりの晴れ間が
次の日からはまたどんより雲にパラパラと雨も・・・
さすが、タンメーですっ

こんにちは、伊是名の伊禮です！！

待ちに待った伊是名上映会が、いよいよ来週となりましたね
うぅ〜ワクワクゾクゾク〜〜〜

伊是名島では先日、上映案内チラシが各家庭に配られ、
島の至る所にはポスターが貼られています！！

↑島の玄関・仲田港ターミナル内に尚円王のポスターと共に！！　
下は、旦那が撮って来てくれました〜！撮影中のスタッフの宿としてお世話になった、
「きくや旅館」横の公民館に貼ってあったのだそう！

こんな光景を見ていると、思い出すのは一年前・・・
初めてこの島を訪れ、右も左も分からぬまま、
ゆり子のようにスクーターをかっ飛ばして、島のあちこちを周っては
結婚式シーンのエキストラ募集チラシを配り歩いたり、
商店や公民館の入り口に貼らせて貰ったりしたものです。
その度に、お茶菓子をご馳走になり、ゆんたくに花が咲き、
気が付けば夕暮れ・・・何てことが度々ありました。。。
スイカヘルメット(※１)を慌ててかぶると
急いでスタッフルームヘ戻ったのを思い出します。

そんなこんなの中、私は旦那と出会ったのでした・・・

あれは、島入りをした、２日目の事です。
結婚式のシーンで必要であった、
「かぎやで風」(※２)を踊れる人と、その地謡を探していた時、
役場からの紹介で行った先に、運命の出会いが待っていたんです･･･
地謡と言うから、年配の方を想像していたのですが
今では我々のキューピットとして崇めている局長さんが
「細かいことは、こいつに任せるから相談して」
っと紹介してくれたのが旦那でした。

え〜・・・
何て言うんでしょうか
「ビビットきた！！」なんて、嘘くさ〜い！と思っていたこの私が、
小っ恥ずかしいですが、まさに「ビビット」来てしまったんですね〜
でも、こう見えても真面目な私。
仕事で来ているのよ〜わたしは〜と言い聞かせ、作品に打ち込んでいたわけです！がっ、
どう言う訳か、恋が実ってしまったのですね〜・・・てへっ
恐るべし恋汁パワー！！なんて・・・

そして、作品が終わり、改めて島を訪れた時、
旦那の家族を紹介されたのですが、実家へ行ってみてビックリ！！
そこは、島に入ったその初日、
結婚式で出す伝統的なご馳走「シジリウタ」について取材をさせて貰った
おばあのおうちでした。
私は、旦那に出会うよりも先に、旦那のばあさんに出会い、
実家におじゃましていたんです・・・
旦那のおとうとも、アダンの木を提供してくれたり、
何かと美術部に協力してくれていたので、何度か会っていましたし、
旦那のおかあは、チラシにも小さく載っていますが、
　　ここ　右側の黒い方　↓

「かぎやで風」を踊ってくれた人。これも、旦那とは別ルートで紹介して貰い、
本番１週間前の地謡との踊り合わせの時に、お互いビックリ！！
そして、地謡は三名の方にお願いしたのですが、その内の1人は母方の祖父なのです！
ですから、この映画のエンドロールには私も含め、
家族の名前が４名も出てくるのです！！
こんなことってありますかっ

そんな映画を、この伊是名島で家族と一緒に見られるなんて、
本当に嬉しい限りです！！


※１・・・スイカヘルメットとは！
　　　　劇中でゆり子が被っていた世嘉冨島特注ヘルメットです！要チェック！！
　　　　作品準備中は自然な汚しを入れるため、移動の際は常にかぶっていました。
　　　　初めは、だいぶ訝しがられましたが、徐々に誰もふれなくなりました・・・
　　　　現在は伊是名島の大工・やっしー(映画の大道具)のおうちで
　　　　世嘉冨スクーターと共に大切に飾られています！

※２・・・沖縄で、結婚式や長寿などのめでたい席での座開きとして披露されるもの
　　　　　７月の我々の結婚式でも旦那の妹たち３名で踊ってくれま〜す！！

こんにちは、伊是名の伊禮です！

先日、「さんかく山のマジルー」でスチール担当をしてくれていた、
カメラマン鈴木さゆりさんが
結婚式の前撮り撮影をしに島に来てくれました！
（え〜半分、釣り目的だったような気も・・・）

伊是名島に惚れたさゆりさんは、映画撮影中も合間を縫っては
カメラ片手に島を回っていたそうな。

そんな島を熟知したさゆりさんと、
今回、衣装・ヘアメイクをお願いした、
名護の「ビューティーサロンみゆき」のみゆき先生
伊是名島のパーマ屋貞子さんとタッグを組み、
それはそれは素敵な写真を撮っていただきました！

そんな素敵なさゆり組？！に感謝を込めて
恐れ多くも、こんなタイトルを付けてみました・・・
ゆり子、堪忍！！


まずは琉装で
国の重要文化財に指定されている銘苅家の前でパチリ！
（後に琉球王国の第二尚氏王朝の初代国王・尚円王となった
松金(金丸)の叔父・叔母の家）
↑こんな説明文を書いていると思い出します。中江組に合流した日のことを・・・
タンメーは私達スタッフに長々と・・・あっ、間違えました
とても丁寧に、伊是名島出身の尚円王の生い立ちや
琉球王国の歴史をたっぷりと説明してくれました。
勉強不足の私は、必死にメモしたのを覚えています。


そして、なんとここは↑
映画の中でも結婚式の会場として使われた場所でございます！
ゆり子とマジルーが駆け抜けて行った、この偉大なガジュマルを前に、
ゆり子と同じ様に琉装を身にまとい
隣には、旦那が・・・なんとも不思議な気分でした。


ここも↑撮影現場となった場所です！
先程の銘苅家から路地を一本奥に入ったところの「フクギ並木」
島に帰って来たゆり子が「島バイク」で颯爽と駆け抜けていきます！
そんな場所で我々は優雅にパチリ！


こちらはマッテラ浜！
映画の中では・・・
マジルーとゆり子が静かにゆっくりと歩いて行く
その後ろ姿が何とも言えない、素敵なシーンでした！
お馴染み「さんかく山」も見えますね〜

てなことで、思いでロケ地巡り！の様になりましたが、
ほんの一年前、日に焼けて真っ黒で
汗まみれになって撮影していた場所で
左手薬指に指輪をはめ、
旦那と並んで被写体になっている自分が不思議に思え、
夢の中に引きずり込まれたままなんじゃないかと、
一瞬ヒヤッと、辺りを見回したりもしましたが・・・
これが、恋の島？！伊是名島のパワーであり
「恋汁」パワーなのだと理解します。

おまけ

久しぶりの、「撮影現場」雰囲気に
一日中テンション上がりっぱなしの私でした
ドレスをたくし上げ、旦那のワンショットに演出もどきしてます・・・

そして、この我々の撮影風景を撮ってくれたのは、ゆのカメラマンでした！Thanks

旧暦５月４日の今日は四日の日（ユッカヌヒー）です！！

漁業が盛んな地域では、豊漁や安全を祈願して、ハーリー(ハーレー)を行いますが、
同時に、１年で一番大きな厄日のこの日に、
子供達におもちゃを買い与えて喜ばせることで
厄を祓ったと言われ、かつてはおもちゃ市などが開かれた日だそうです。

伊是名島でも、
海神祭と言って、海人（ウミンチュ）が中心となり
各字にてハーリーを行ったり、
朝１０時にはあまがし（ぜんざい）を作って
仏壇に供えたりと、大きな行事だったそうですが、
今では、お供えだけをして、ハーリーを行わない集落
（今年は伊是名区と仲田区で実施）もあります。
うちの字では、今年も9時過ぎからハーリーを行いました〜！！
風が強かったので、少し流されていましたが・・・

勇壮で陸から見ていても気持ちが良いです

その後は、やはり・・・「島酒で乾杯〜！！」ですね
午前中から煽る島酒は格別ぅ〜
って、いえいえ私は妊婦なので、残念ながらお茶です。

役目を終えたハーリー
フォークリフトでトラックにあげられ、寝床に帰って行きます

昔から続いてきたこの行事、これからも大切に続けていきたいですね〜

そんな想いでハーリーを見送ります・・・
お疲れ様、また来年〜

ちなみに、只今２０時ですが、
今も公民館で飲み会が行われています・・・
海人恐るべし！！

こんにちは。伊是名の伊禮です。。。
今日の伊是名は、梅雨の合間の晴れ間？！
太陽がまぶしく、めちゃくちゃ暑いですよ〜


さてはて、
今日は我が家の、ある日の夕飯をご紹介しま〜す！！


魚づくし！！
島へ来てからは、大地の恵みをそのまま味わう様なメニューが多くなりました。
「手抜き」と言われたら、それまでですが・・・
大皿の魚たちは、
ヤマトゥビー・イシミーバイ・オジサン・ハンゴーミーバイ
のマース煮です。
「マース＝塩」つまり、魚の塩煮の事ですが、
私が島に来て最初に覚えた料理です。
覚えた！と偉そうに言ってみても、めちゃくちゃ簡単なんですけどね・・・
ただ、塩と酒で煮るだけですので。
とは言え、この塩加減が大切な料理なので、旦那やおかあが作るのには
まだまだ及ばない私のマース煮です・・・ファイト！！

この日の魚たちは全て旦那のお父さんが釣ってきてくれた物。
そして、マース煮に一緒に添えた菜っ葉は、
この映画の結婚式シーンに出て貰ったのがきっかけで仲良くなり、
今でも何かと気に掛けてくれる、おあばが持ってきてくれた物。
野菜チャンプルーの野菜はおかあがくれた物。
汁の魚もナンドゥルーと言って、おとうが持ってきてくれた物。
前日、刺身にしたので残った頭と骨で味噌汁にしてみました！
トウモロコシはじいさんの畑から貰った物・・・
え〜つまり、この日の夕食、我が家で買った物は
チャンプルーに入っているベーコンのみ！！
これだけのご馳走？で二人分わずか５０円ってとこでしょうか？

若い夫婦は色々と大変だろうから、って
家族はもちろん、近所のおばあたちも
いつも野菜を持ってきてくれたりと、気に掛けてくれます。
島で暮らすようになってから野菜も魚介類も買った事ないはずですよ！

「いつも、貰ってばっかりで、悪いね〜ありがとうね」と言うと、
決まっておばあは
「自分たちも若い時、同じように島のおばあやおじいに
助けられたからね〜今度はおばあが若い人を助けるのが流れってもんなんだよ」
と・・・遠慮なんかしていると、逆に怒られます。
だから私たちは、パパイヤの大きな枝を切るのを手伝ったり、
釣ってきた魚を捌いて持っていったり。
出来る限りのお返しをするのです。
持ちつ持たれつの精神ですね！！

東京で生活をしていた私にとっては
忘れていた感覚・・・と言うか、
人と人が付き合い「暮らす」とは、こう言うことなんだよなー
と改めて感じさせられます

きっと、内地から来る人なんかは、つながりが濃い分、
煩わしいと感じる人もいるかもしれませんが・・・

私は、こんな生活が大好きで
大切にしていきたいですね〜

おまけ

マース煮の魚から出てきた・・・
こんな、おまけ付きもご愛嬌！
てっ、これはさすがにビックリ

伊是名は、昨日も今日も真夏日よりです・・・とにかく暑い

こんなジリジリ照り返す日にわざと外へ出て
庭いじりするのが大好きです。
太陽の暑さを肌で痛いほど味わって
土から跳ね返ってくる匂いまでも感じられるような気がして・・・

島で暮らすようになってからは、
毎日最低一回はこんな素敵な気分に浸れる時間がもてるようになりました。
横浜出身の私にとっては、ホント贅沢な暮らしだな〜なんて思います。
おっと、土曜の午後に、のんびりとブログなんて書いていると
ついつい浸ってしまい、脱線してしまいます・・・

さて、我が家の小さな菜園を紹介します

つい先日、旦那と庭の一角を耕し、小さな小さな畑をこさえました。
写真手前から、トウモロコシにほうれん草
ネギと小松菜にゴーヤ畑とオクラ

少しずつ大きくなる野菜たちを見ていると、
お腹の我が子を写し見ている様で嬉しくなります。

また、この菜園には色んな触れ合いがあります。
夕方仕事から帰ってきた旦那と並んで土いじり・・・
放課後、近所の子供達がやってきて、草むしりを手伝ってくれたり
ほぼどろんこ遊びとなりますが・・・


島の子供達は、とにかく元気です！！

野菜も元気に育って、
みんなでバーベキューをする日が待ち遠しいな〜

こんばんわ。
伊是名の伊禮です

うちの島は「子宝の島」とも言われるのですが、
現在でも4,5名兄弟は当たり前！
多いところでは、8名兄弟なんて家族もいるくらいです。
私自身も、第一子を授かったばかりですが、
「少なくとも、３名は産まないとね〜」なんて言われています・・・

何よりも、島の西側にある御嶽では、
子宝に恵まれない女性が拝みに行くと、あくる日には子供を授かっている
なんて言い伝わる御嶽があるくらいです！
この映画でも、大切なシーンで使わせて貰った場所ですが、
撮影の為、御嶽の森に入る時は、
「今日も一日お騒がせします」「失礼します」と一礼し
撮影が終われば、「今日も一日ありがとうございました」「お騒がせしました」と
感謝をしてから立ち去るように、
そして、石ころ1つであっても、この御嶽の森から外に出さないようにと、
スタッフ全員が徹底していました。
そんな神聖な場所のパワーは本物の様な気がします。
タンメー中江にも、私が妊娠したと知るや、
「やっぱり、あの御嶽効果？！二人で拝みに行ったんじゃないの」
なんて言われたモノです・・・
　
そんな、「子宝アイランド」の象徴とも言える？！
島の立派な妊婦さんがこちら

どうでしょう？わかります？？？
一番左の山から　顔→胸→お腹
島の玄関である仲田港から「さんかく山」の方を見てみると、
まるで、寝そべる妊婦さんの様ではないですか？
ちょうど、7ヶ月くらいでしょうか？！
こんな、悠然と横たわる妊婦さんに、見守られ、
我が子も、のんびり、すくすく育ちますように！！

みなさ〜んこんにちわーーー
待ちに待った沖縄版ブログ始まりましたよー

はじめまして！
私は「ロケ地・伊是名島通信」を担当する伊禮です！
元は、この映画の助監督・・・
そして、現在は、映画を通じて出会った島の男性と結婚し伊是名へ移住
そしてそして、早くも子宝に恵まれお腹にはベイビーが・・・展開早っ

てなことで、
私もスタッフの一員として
そして何より、この映画のお陰で、
一生のパートナーに出会えた奇跡を感謝し
「さんかく山のマジルー」を盛り上げて行きたいと思います！

更には、この素敵な伊是名島を多くの人に知って貰う機会になったらいいな～
そんな想いも込めて、島での日々の生活を綴っていきます！！

ではでは、
伊是名島奮闘記「ロケ地・伊是名島通信」スタートです